2014年12月27日土曜日

テントウムシの飼育で準備するものリスト・・・合計12500円!

テントウムシ(ナミテントウにする)の飼育をするときに必要になりそうなものをまとめる。
「テントウムシの飼い方」等でググれば色々情報は出てくるよ。

次の4項目で考えた。

  1. 飼育環境整備
  2. 虫・物の移動
  3. 餌の作成、給餌
  4. 餌の材料
以下に、それぞれの品と買う場合の料金目安をメモ。Amazonで調べたので実際は上下する。

1. 飼育環境整備


・ピタリ適温プラス 1号(18cm x 15cm) ・・・ 2500円

・コバエシャッター蓋+ケース/ミニ(11cm x 18cm x 15cm) ・・・ 400円

・ニチドウ マルチ湿・温度計 ・・・ 1600円

・木の小枝いくつか ・・・ 拾ってくる
産卵場所になる?

・キッチンペーパー ・・・ 家の使う
糞飼育ケースに敷いておくと掃除が楽かな?

・綿棒が入ってたプラスチックケース ・・・ 家の使う
卵産んだら分離しよう。

(1の合計)=2500 + 400 + 1600 = 4500円


2. 虫・物の移動

・絵筆 ・・・ 700円
http://www.amazon.co.jp/dp/B002R59R9G
いくつか使って使いやすいサイズ探さないとかな。

・ピンセット ・・・ 400円
http://www.amazon.co.jp/dp/B0041IYP0I

(2の合計)= 700 + 400 = 1100円


3. 餌の作成、給餌

・乳鉢、乳棒 ・・・ 800円

・作った餌を保存しておくジップロック(小) ・・・ 300円

・水差し ・・・ 300円
あったら便利かな。

・電子はかり ・・・ 2400円

・薬包紙 ・・・ 600円

・薬さじ ・・・ 200円

・餌入れ ・・・ 家で探す
お菓子の蓋でいいかな?

・水入れ ・・・ 家で探す
ペットボトルの蓋にティッシュ入れとけばいいかな?

(3の合計)= 800 + 300 + 300 + 2400 + 600 + 200 = 4600円


4. 餌の材料

・ブラインシュリンプ耐久卵 ・・・ 700円

・エビオス錠 ・・・ 1600円

・砂糖 ・・・ 家の使う

・安息香酸 ・・・ Amazonで売ってないから要らない
テントウムシの上手な飼いかた」に餌に入れるとカビよけになると書いてあった。

(4の合計)= 700 + 1600 = 2300円

※えさの分量は前のブログに貼ったPDF等を見れば良い(既にあった!ナミテントウの人工飼料


まとめ

オレが飼育を開始するのに必要な代金の目安は、
4500 + 1100 + 4600 + 2300 = 12500円。
うむ。

飼育の準備はこれで大丈夫そうだが、一番の問題は、「真冬に東京でテントウムシをどうやって捕まえるか」だな。

2014年12月18日木曜日

既にあった!ナミテントウの人工飼料

テントウムシの人工飼料無いかなぁとずーっと探してた訳ですよ。
ナミテントウに関しては既にありました!!
(とある専門家にメールで聞いたら教えて下さいました。本当に有難うございます。)

ナミテントウの人工飼料に関しては、実はいくつか論文があるっぽい。

1つ目がこれ。

2つ目がこれ。(こっちの方が古いかな?)

それぞれの論文読んで、調べた結果の要点をまとめると次のような感じ。
  • ブラインシュリンプ耐久卵というものは魚用の餌として安く購入できる
  • ブラインシュリンプ、砂糖、酵母(P2G)でナミテントウの人工飼料を作れる
  • 作った人工飼料で繁殖も行える
論文で使われている酵母はアサヒビール製らしいのだが、HPのどこを見ても見つからない。
問い合わせましたよ。

結果、一般販売は行っていないのでお知り合いの商社や問屋にお願いしてくれとのこと。
ちなみに、10kg単位の販売になるらしい。値段も聞いてみたが手元に料金表がなくて分からなかった。

仕方ないのでエビオス錠で試してみよう。。


ちなみに、お金持ちの方はもっと別の方法があって「冷凍スジコナマダラメイガ卵」をネットで買えば良いらしい。
スジコナマダラメイガという蛾の卵を殺菌したもの。
気になるお値段は100gで5万円。。。

説明にちゃんとテントウムシも飼育できるって書いてある。


今度、時間出来たらテントウムシの飼育ケース用意して、人工飼料作ってナミテントウに与えてみたい。
産卵までできる人工飼料が見つかって良かった。

2014年12月14日日曜日

遺伝子組み換え植物、動物について調べる

害虫や病気に強い植物や動物を遺伝子組換えにより作れる。
食料を低コストで安定的に生産するために有利な方法とされている。
さて、日本ではどういった状況なのか疑問に思ったので調べておこう。

厚生労働省のHPに一般向けの資料が置いてあった。
遺伝子組換え食品の安全性について(PDF)

遺伝子組換え食品としてよく目にするものは次のもの

  • 大豆
  • じゃがいも
  • なたね
  • とうろもこし
その他も書いてあるが、上記の作物に比べると消費量が落ちるので無視。

平生24年時点では、商業用に遺伝子組換え作物は日本では作られていないらしい。
作付面積の上位五カ国は次のような国。
  • アメリカ(43%)
  • ブラジル(19%)
  • アルゼンチン(15%)
  • インド(7%)
  • カナダ(7%)
日本でも商業的栽培が認められているのに広まらないのは消費者心理を木にしているのかもしれない。(日本での商業的栽培は禁止されているのですか?
と思ったが、少し調べると細かく書いてくれているATJというサイトがあった。
地元の生産者の方たちが中心となって反対した結果、現在のところ、遺伝子組み換えは日本では商業栽培されていません。
なるほど。確かに地名が出ると風評被害に繋がるかもしれないから、違う野菜作っている農家からも反発受けるのは分かる。
上記ATJのページに興味深い事がいくつかあるので転載しとく。
醤油、大豆油、コーンフレーク、水飴、異性化液糖、デキストリン、コーン油、菜種油、綿実油、砂糖は、表示が不要とされています。トウモロコシや大豆から 作ったこれらのものの多くは現在日本では多くが遺伝子組み換えを含んでいると思われますが、それは表示する義務がないのです。
豚肉、牛肉、鶏肉などはどうでしょうか? 遺伝子組み換えの餌を使っているかどうか、これもまた表示義務がありません。
「遺伝子組換えでない」の表示でも、重量で5%未満の遺伝子組換え作物の混入が許されています。
ん!?なんで混入していいんだよ!!笑
残念ながら日本は大量の遺伝子組み換え作物を主に米大陸から輸入しています。推定ですが、大豆、トウモロコシ、ナタネのほとんどが遺伝子組み換えになっていると言われています(2010年のデータで大豆75%、トウモロコシ80%、ナタネ77%)。
そんなに遺伝子組換えだったのか。知らなかった。。
トウモロコシ等は飼料になっているし、たしかに遺伝子組換え作物の方が効率いいんだろうな。


作物の状況はなんとなく掴んだな。(多分)

動物の状況はどうなのよっと、調べてみたら今のところ市場には出てきていないらしい。
理由は人間、自然への悪影響が分からないから。
遺伝子組み換えがもたらすモンスター食品動物5選」というのが面白かった。

  1. 2倍の早さで成長する鮭
  2. 羽がないニワトリ
  3. 人の母乳を出す牛
  4. 猛毒を出すキャベツ
4つしかないけどな(笑)。
興味がある人は画像や動画もあるのでもとのサイトを見てくれ。


ちなみに、これが羽がないニワトリの動画。まぁ、便利だこと。
<iframe width="420" height="315" src="//www.youtube.com/embed/kHh_rRIyo7o?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

確かに2倍で成長する鮭が自然に出てしまったら、生態系がどうやって変化するか分からないから慎重にやらざるを得ないよね。

ガンダムSEEDは、遺伝子組換え人間と普通の人間の戦争だった。
より優秀な頭脳、体、容姿を求めるなら遺伝子組換えを望む人間の欲望って怖いね。

2014年12月6日土曜日

アヒル(鴨)の市場規模や養殖のデータが見つからない

鶏については肉や卵のデータが出てくるのだが、アヒルについては価格データや飼育規模等のデータが見つからない。

日本では市場規模が小さいので誰もデータを欲していないのだろう。

今でも、中国や東南アジアではアヒルの飼育が結構行われているらしい。
(そもそもアヒルの養殖は中国で鴨を家畜としたところから始まっているらしい。)
中国を代表する高級料理の北京ダックはアヒルだからね!

また、アヒル肉は「鴨肉」としてフランス料理等で高級料理として振る舞われる。
日本でも鴨肉は比較的高級な食材のようだ。
ただ、データが無い。。

日本で食べられている鴨の大半は中国だろうが、フランスからの輸入品もあるようだ。
鶏の経済性に劣るのだろうが、高級品としての価値があるならば養鴨も可能性あるのかなと思った。

鴨肉を調べていてコックフーズ株式会社のHPに丁寧に説明が乗ってた。

日本で最も多く流通しているあい鴨肉は「北京種」をベースにイギリスのチェリバレー社が改良しました、肉用種として最適な「チェリバレー種」が主体です。
チェリバレー種の特長はバルバリー種(日本で流通し、フランス鴨と呼ばれる品種)より肉組織が緻密でコク味が強いあい鴨です。
なるほど。日本ではチェリバレー種とバルバリー種の2種類が需要高いっぽい。

卵について調べててやたら情報量があるのでメモとして記録。
たまご博物館
こうゆうCSSも使わない古いホームページみるとなんかほっこりするよね。
何より凄いのが情報量。下手な書籍よりよっぽど多いと思う。
今は読まないけど何かを調べる時の役に立ちそう。


私は基本的に、肉は輸入品が安いうえに鮮度による味の変化が少ないので国内で養殖するのはシンドいという考え方。
牛肉は飼育方法でかなり大きな味の差が出るのとブランドがあるので国内がまだ残れるが、豚肉と鶏肉は味の差が小さくブランドが弱いので輸入品と戦うのはきっと大変だよ。。
高級品になれるかどうかがポイントだね。

2014年11月28日金曜日

カモとアヒルとガチョウの違い+アイガモ

結論から先に。
カモを家畜として進化させたのがアヒル。
ガンを家畜として進化させたのがガチョウ。
それなので、カモ≒アヒル≠ガチョウ。

wikiに写真出てるので見比べると良い。よく似てる(笑)
マガモ
アヒル
ガチョウ

アヒルとガチョウは違う」のページによると、見た目だけでなく食生もかなり違うらしい。
ガチョウは”人間女性でいうならば美人系”であり、アヒルは”人間女性でいうならばカワイイ系”という表現に笑った。

カモとアヒルを調べるきっかけが「アイガモ農法」でアイガモが出てきたこと。
カモとアヒルを交配させて作るのがアイガモ。(アイガモは野生にいないので自然に放ってはいけないそうだ)

別に、カモでなくてアヒルでも大丈夫らしいが、以下の様な点でアイガモがバランスが良さそうに思う。
(実際にアヒル農法をやった記録 http://www.aichi-c.ed.jp/contents/nogyo/index/nouku1/nouku2/puro_genkou/H22_puro_kankyou.pdf )


○食生について
カモ・・・植物を多く食べる雑食。イネを食べることもある。
アイガモ・・・植物を多く食べる雑食。イネを食べない。
アヒル・・・雑食。イネを食べない。

○飛翔について
カモ・・・飛ぶ
アイガモ・・・飛ばない
アヒル・・・飛ばない

○大きさについて
カモ・・・小
アイガモ・・・中
アヒル・・・大。イネを倒してしまうかもしれない。

カモは警戒心が強く、アヒルはおっとりした性格、アイガモは間の性格らしい。

養鶏(ようけい)は多いけど養鴨(ようおう)は少ないようだな。
今度、養鴨についても調べてみよう。

2014年11月16日日曜日

アブラムシの捕まえ方を考える

昨日のブログ(テントウムシの餌になるアブラムシを調べる)でアブラムシは養殖出来そうというのは分かった。

冬場、アブラムシは冬眠してしまうので冷凍アブラムシを作れたらいいなと思ったのです。(テントウムシの餌になるか不明ですが大丈夫な気がする)
暖房かけた部屋でアブラムシ育ててたら無駄にコストかかるでしょ?

それで、草ごと冷凍するのは大変なので、あいつらだけを取り出したいと考えたわけです。
しかも、植物そのままにアブラムシ捕まえられればまたアブラムシが増えてくれるし。

ストローで吸うのが良さそうに思った。
このブログに書いてある材料は次のようなもの

  • 透明プラ瓶
  • コルク栓
  • 透明チューブ
を加工して組み立てて、2本のチューブをコルク栓に付ける。
片方を口で吸って、もう片方を植物に向けて、種を吸う。
吸った種はプラ瓶に溜るという仕組み。

なるほど。頭いい。

似たような機能で、赤ちゃんの鼻水すう道具が薬局で買えるらしい。

沢山、アブラムシ取りたいから息でやっていると大変かもしれない。
同じ様な機構で、灯油ポンプみたいな手で握るやつとか、電動で掃除機みたいにできたら楽かも。

2014年11月15日土曜日

テントウムシの餌になるアブラムシを調べる

テントウムシの飼育でアブラムシが必須になるようだ。
ネットで調べてみたのだが、テントウムシを繁殖させる人工飼料はまだ存在しない。
人工飼料でそこそこ長生きするが、アブラムシを与えないと産卵しないらしい。
それなので、アブラムシについても調査しておく。

やたら詳しい。
小さな園芸館 > 生き物 > アブラムシ > 特徴と駆除
小さな園芸館 > 生き物 > アブラムシ > 生態

黄色い容器に水と薬剤入れておけば、アブラムシが自分で飛び込んできて死ぬらしい。
飛んで入水アブラムシ。

みんな大好きwikipediaのアブラムシも読む。

アブラムシすげぇ。。と思ったところで、重要そうな部分を簡単に箇条書きで記録。

  • 春に卵から孵化して成虫になる。(全てメス)
  • 春から夏にかけて爆発的に増加。生まれて1週間で卵を産めるようになり、一回の産卵で30個ほど産む。寿命は1ヶ月程。(全てメス)
  • 秋から冬にかけてオスも発生し有性生殖を行い越冬用の卵を産む。
  • 暖かい地域ならば成虫のまま越冬する(最低気温が14度程度?)
  • 世界に3000種、日本にも700種以上がいる
  • 植物を弱らせたり、葉を奇形にする
  • 植物が感染するウィルスは600種類(wikiでは700種のようだ)ほど確認されており、それの半数が昆虫による媒介であり、さらにその半数(150)以上がアブラムシによるもの
  • アブラムシの種類により好みの植物が異なる
  • 翅(はね)の生えたアブラムシが春先などに多く出るが基本的には翅無しの個体で生まれた植物にコロニーを作る
こんなところ。

Yahoo知恵袋でオレと同じこと考えてる人が質問してたw

ハーブやバラが良いらしい。アブラムシの養殖に。

2014年11月4日火曜日

点滴灌漑みたいにピンポイントで水と肥料やるロボットあったら便利?

ふと、思いついたので未来の自分用にメモ。

点滴灌漑の優れているところは、水、肥料をムダにしない部分。
難点として、パイプ等を張り巡らせ、システムを作らないといけないのでコストがかかる。

それなら、畑の畝(谷)に合わせて自動走行し、野菜の根本にピンポイントで肥料と水やるロボットがあればいいのではないかと思った。

液体肥料でも個体の肥料でも、ウィーン、ピタ、パッパ、ウィーン、ピタ、パッパと順番に撒いていくの。

なんか遅そうで広い畑で使えなそうだな。。

今の気持ち的にはボツだw

2014年11月2日日曜日

テントウムシの生態を簡単に調べる

テントウムシを飼育してみたいなと思ったので生態を少し調べてみた。

日本に生息するテントウムシの中で、アブラムシを補食し、日本中に分布している種類を調べた。
テントウムシの仲間 を見ると、

  • ナミテントウ
  • ナナホシテントウ
  • ヒメカメノコテントウ
の3種類が「アブラムシを食べ」「比較的長い季節に活動し」「日本全土にいる」ようである。


Googleの検索結果だと「ナミテントウ」が一番多いので、日本で一番ポピュラーなテントウムシなのだろう。情報が多いほうが調べやすいのでナミテントウを調べる。
wikiは「ナミテントウ」より「ナナホシテントウ」の方が充実してる。

ナミテントウの成長

卵→(孵化)→1齢幼虫→(脱皮)→2齢幼虫→(脱皮)→3齢幼虫→(脱皮)→4齢幼虫→蛹→テントウムシ

こんな感じ。

大阪府教育センターのPDFに色々と素晴らしい図とデータがあったのでお借りします。
分かりやすい。
25度の環境で餌が十分にある場合、卵から22日で成虫になるそうだ。

ナミトップのページから引用
ナミテントウは卵、幼虫(1〜4齢)、蛹を経て成虫になる。22℃条件下における本種の発育日数は、卵期間が約3.7日、幼虫期間が約14.8日、蛹が約 6.5日であり、総発育日数は約25日である。平均寿命は50日程度である。卵および蛹以外の全てのステージでアブラムシを捕食する。

ナミテントウの一年

テントウムシは長生きするものは200日以上生きる。
一様に同じとはいえないが日本の平地における大まかな一年をまとめる。

3月・・・温かくなりはじめアブラムシが出てきたら活動開始
4月、5月、6月・・・卵を産み、幼虫が生まれ、成虫になるを繰り返す
7月、8月・・・暑くなりすぎることを嫌い、草木の根本、石の下で夏眠する
9月、10月、11月・・・卵を産み、幼虫が生まれ、成虫になるを繰り返す
12月、1月、2月・・・寒くなると活動できないので、草木の根本、石の下で冬眠する

テントウムシは成虫のまま冬を越すタイプ。
冬でも暖かい日はひなたぼっこをしたりするらしい。(アブラムシいないのに何故?)
温度管理した室内だったら一年を通して飼育、繁殖できそう。

大阪府教育センターのPDFによると、
一般的にはナミテントウは3化性(年間3回、生活史を繰り返す)で、成虫で越冬する。
採集してきたナミテントウは、飼育器に入れ、25°Cくらいの恒温器内で飼育すれば、年間5~6世代の累代飼育ができる。 
とのこと。
ほぅ。25度を維持する飼育器がポイントだな。

人工飼料について

数日前のヒサオメモの記事「アブラムシを食べてくれるテントウムシについて」では、
グーグル先生に聞いたらすぐに見つかりました!なんと小学生の自由研究(笑)
(http://www.tsukuba.ed.jp/~298kids/modules/kidsscience/index.php/tebiki/18/016.pdf )
【 蜂の子パウダー : 粉砂糖 : 防腐剤 = 30 : 10 : 1 】だそうだ。
別の高校生は「タンパク質入りの昆虫ゼリー」と「さなぎこ」で代用していると書いてある。
( http://www.egao-p.com/blog/list/monthly/531/2013/7 )
と書いていた。
テントウムシの上手な飼いかた」に別の飼料について掲載があった。
蜂の子をフリーズドライしたもの(玉川大学提供、雄蜂児粉といいます)50%
酵母(エビオスなど、市販のもの)30%
ショ糖(粉砂糖。デンプンの入っていないケーキ用のもの)20%
安息香酸(カビ除け)1%ぐらい
水(アブラムシと違って、人工の餌には水分がないので別に用意します。スポンジの破片にしみこませて吸わせます。餌自体が湿るのはかまいませんが、餌をびしょびしょに濡らしてはいけません。)
いや。これは蜂の子の値段が高くて使えない。。
※蜂の子使ったレシピはナミテントウに使えるが、ナナホシテントウには使えないそうだ。

いずれの人工飼料も成虫までは育てられるが産卵はしないらしい。
産卵させるためにはアブラムシを食べさせる必要があるそうだ。

2014/12/18追記: 人工飼料の新情報を書いた → 既にあった!ナミテントウの人工飼料

その他、テントウ虫のメモ

wikiによるとナナホシテントウは、
卵は黄色の楕円形で、30個程度をまとめて産みつける。雌個体は散発的に二ヶ月にもわたって産卵を続け、その総数は1600にも達し、時には2600にもなる
とのこと。2000個も卵産むのか!(ナミテントウも同じようなものだろう)
全部、孵化&育成できたら物凄いスピードで増える!
テントウムシは卵や幼虫の共食いが頻繁に行われているらしいので、増えすぎないようになっているんだろう。
テントウムシ増える→アブラムシ減る→テントウムシ共食いする→テントウムシ減る→アブラムシ増える→テントウムシ増える(以下ループ)
うむ。循環している。

テントウムシ コレクション という個人HPに写真が多く乗っていて成長が分かりやすかった。

やはり、テントウムシが卵産めるところまで育つ人工飼料の開発が望まれるな。

2014年10月28日火曜日

アブラムシを食べてくれるテントウムシについて

作物を作っているとアブラムシが発生して困る場合がある。
普通は農薬でアブラムシを撃退するが、アブラムシを捕食するテントウムシを農薬代わりに使える。

1日で1匹のテントウムシが100匹のアブラムシを食べてくれるそうだ。
路地で使ってもすぐに飛んでいってしまい効果が薄いとのこと。
それなので、主にハウス内で利用するらしい。

実際に販売されているテントウムシは

  • 普通のテントウムシ
  • 羽を折って飛べなくしたテントウムシ
  • 飛ぶことが苦手なテントウムシ
があるらしい。
この「飛ぶことが苦手なテントウムシ」は、飛ぶことが苦手なテントウムシを選別し交配させ続けた結果生まれるらしい。
遺伝子組み換え等も行っておらず、自然を汚染する危険が無いとのこと。


飛ばないテントウムシなら路地でも使えそうだが、やはりコストがかかる。
こちらの販売ページ(テントップという商品名)では、200匹入りが37800円するが、1㎡当たり10匹程度を利用すると良いらしい。(2014/12/14追記:楽天とかでは100匹入り8000円程度で売っていた
すなわち、20㎡で37800円かかる。
畑1反が900㎡程度とすると、37800 x (900 / 20) = 170100円もかかってしまう。
2014/12/14追記:「ナミトップのHPに平生27年3月中に販売を中止します」って書いてあった。高くて売れなかったと推測

こうなったら自分で普通のテントウムシを育てて畑に撒けばいいのではないかと思った。
テントウムシの上手な飼いかた」を見ると、テントウムシは沢山アブラムシを食べるのでアブラムシを沢山用意すること、とある。
じゃあアブラムシを増やす方法をけんさ・・・アホ!アブラムシ退治するためにアブラムシ増やすなんて本末テントウムシや!!

で、実際に飛ばないテントウムシを販売しているところはどうやっているかというと、人工飼料を与えているそう。
このPDFのP.39に「幼虫と成虫は、それぞれ専用の人工飼料を用いて、飼育しています。」と書いてある。注目すべきは、「人工飼料とアブラムシを併用して飼育したところ、アブラムシだけで飼育した時よりも2倍近く産卵することが判明しました。」の部分。
ちなみに、人工飼料だけではほぼ卵を生まないので、現時点でアブラムシは必須のようだ。

さて、人工飼料は何よ?っていう問題。
グーグル先生に聞いたらすぐに見つかりました!なんと小学生の自由研究(笑)
http://www.tsukuba.ed.jp/~298kids/modules/kidsscience/index.php/tebiki/18/016.pdf )

【 蜂の子パウダー : 粉砂糖 : 防腐剤 = 30 : 10 : 1 】だそうだ。

別の高校生は「タンパク質入りの昆虫ゼリー」と「さなぎこ」で代用していると書いてある。
http://www.egao-p.com/blog/list/monthly/531/2013/7 )

なるほど。全国のテントウムシファンは安価な餌を求めていることが分かった。
生存するだけではなく産卵、繁殖可能になる人工飼料を研究してみるのも面白いかもしれない。

2014/12/18追記: 人工飼料の新情報を書いた → 既にあった!ナミテントウの人工飼料


なお、テントウムシと言っても全ての種類が益虫というわけではなく、草食のテントウムシもおりそいつは害虫だそう。
テントウムシの種類によって食べ物が違うが、アブラムシを食べたり、ウドンコ菌を食べたり益虫が多いイメージ。

2014年10月26日日曜日

唐辛子(シシトウも唐辛子)の栽培を調べる

以前、どこかで面積あたりの売り上げが高い作物を見てた時に、イチゴ、トマトと並んでシシトウが入っていたので気になっていた。
イチゴ、トマト(多分ミニトマト)共に手作業で手間が掛かり単価が高いそうだ。

タバスコ好きだし唐辛子から簡単に作れないのかな?っていうところからシシトウまで来ました。
栽培方法調べてみましょう。

ハウス栽培もあるけどシシトウは露地栽培もそれなりにやられているようだ。

園芸サイトを見て特長や時期を把握する( シシトウ(獅子唐)の育て方 )


  • 3月に種まき、5月に植え付け、7,8,9月に収穫
  • 初心者は良い苗を育てることが難しい
  • 高温にはかなり強い
  • 次々に実がなるので種に栄養を取られないように早期収穫すべし
  • 水不足や肥料切れになると辛くなる
  • ナス科とウリ科と連作障害があるので3年空けること
  • シシトウの花は雨に当たると落ちるので雨の当たらない場所で育てると良い
  • シシトウに発生しやすい病気はモザイク病でアブラムシが運んでくる
  • アブラムシ類は早めに除去すべし
  • ハダニも害虫なので見つけたら除去すべし
露地栽培だと雨でやられないのかな?普通に路地で栽培してる人も多そうなので種類によっては大丈夫なのかもしれない。唐辛子類は丈夫で育てやすい植物らしい。初心者向きって書いてあるし良さそう(笑)

業者用のシシトウ栽培のページにもう少し細かく書いてあった( シシトウ 翠臣 )
  • 土質に対する適応性は広い
  • 露地栽培では収穫期間が長いので、その間日当たりがよく、晩霜、乾燥、台風などの害を受けにくい圃場を選ぶ必要がある
  • 使用前に消毒してEC1.0~1.2、pH6.0~6.5を目標に矯正しておく
  • 露地の場合は定植と同時に株が倒れないよう仮支柱を立てる
  • 追肥は必要
  • シシトウは乾燥に弱いので、夏場の乾燥をさけるため株元から畝間に厚めに敷きワラをする
  • 栽培期間が長くいろいろな病害虫が発生する
なるほど。確かに手間がかかって面倒くさい。支柱を立てる部分はサイトにもう少し作業が書いてあるから興味あったら見ると良い。
単位面積当たりの売り上げが上がるのは理由有ります。


シシトウは沢山日本で生産していますが、唐辛子だと98%は輸入です。
なんと国産唐辛子生産量一位は東京!!

多分、シシトウと唐辛子同じような栽培になると思うから一緒に世話できると思うんですよ。
次のブログはアブラムシの天敵てんとう虫について書きたい。


タバスコって美味しいよね

タバスコ好きだから自分で作ったらもっと安く沢山手に入るのではと思ったわけです。
タバスコの作り方で調べたらレシピありました。
イタリアーんではなかった「タバスコ」
簡単タバスコの作り方~♪

タバスコって6週間も寝かす必要があるのか。ボキッ(心が折れた音)

タバスコは一日に100万本位上が生産され世界中に輸出されているそうです。
( タバスコ倶楽部 )

グリコのページで唐辛子について勉強したて興味持った部分は、

  • 唐辛子が日本に入ってきたのは戦国時代(15~16世紀位)のようだ
  • 「唐」と名前が付くが、中国に伝わったのは明の末期(17世紀)なので日本より遅い
  • 円安の頃は日本も唐辛子輸出国として年間7000t生産していた

の当たり。

野菜統計 とうがらしのデータ&ランキングによると、なんと日本の生産量トップはTOKYO!!
まじか。

ただ、唐辛子の98%は輸入しており、そもそもの生産量は少ないそう。

手作業でやることが多く生産性が悪いそうだが、今度唐辛子栽培調べてみよう。

TPPで話題の聖域(笑)の重要5品目調べる

重要5品目とは何か?何故か?疑問だったので少し調べたのでまとめとく。
(私は現時点でTPP反対派)

TPPで日本が関税を守ろうとしているのは次の5品目。

  1. 牛・豚肉
  2. 牛乳・乳製品
  3. 甘味資源作物

米について

食料安全保障の観点から日本で主食の米生産を守るというのは至極当然。東南アジアの米は1/10の値段になるそうだ。
日本人は日本米しか食べないから東南アジアの米が入ってきても問題無いのでTPP参加賛成という人に言いたいのは、アメリカで作られる日本米の味はそこまで差が無いということ。
アメリカの米もかなり安く作られるはず。

あと付け加えるなら、今まで水田のために環境を作り替えてきたので、水田の治水効果が無くなったら災害も増えるかもしれない。

米は譲れないね。

麦について

現状、外国産に頼ってるので聖域にする必要ないと思う。
2011年、小麦の輸入割合は89%だそうです。( 小麦・小麦粉の生産・加工などの流れ )
麦にかけられる関税は250%らしいが、それでも外国産の方が安く、国内の供給も少ない。
1割の生産量ならば、食料安全保障の観点で重要とは言えない。

平生24年度の国内小麦の生産量の上位は、
1位 北海道(586100t)
2位 福岡県(50000t)
3位 佐賀県(34700t)
4位 群馬県(26600t)
5位 愛知県(19700t)
だそうだ。北海道が圧倒的で、2位の福岡県の10倍以上。
※全国では857,800tだそうです。

話は変わりますが、日本三大うどんは讃岐うどん(香川)、稲庭うどん(秋田)、水沢うどん(群馬)と聞いたことある。(五島うどん(長崎県)、氷見うどん(富山県)、きしめん(愛知県)を入れる場合もあるらしいw)

麦は田んぼの裏作でやられることが多く、北海道を守るためのものであり、聖域というほどのインパクトはない。

牛・豚肉について

これが難しい。そもそも、日本人がここまで肉を食べるようになったのは戦後であり、日本の国土が牛や豚の育成に適していない。というのは十分な餌を安く作ることが出来ないので、飼料はほぼ外国産になっている。
一方、国内自給率という点では、牛肉が40%程度、豚肉が50%程度と重要な規模である。

オーストラリアやアメリカ、カナダなど国土が豊富な国は、大規模に飼育できて圧倒的に有利。
でも、餌すら自給できない状態で保護し続けるのもどうなのかと思ってしまう。
結局、餌が高くなったら日本の弱い酪農家は潰れてしまう。世界人口が増えていく中で餌代が安くなることを期待しないほうが良い。

でも、現時点では日本食料のかなりの割合を賄っており、食料安全保障の観点から保護した方が良いと思う。

牛乳・乳製品について

これは、割りきって牛乳だけ残せばいいと思う。乳牛の餌は牛・豚肉と同様にほぼ外国産に頼っている。日本の高い乳製品は乳価が高いことに起因するが、外国で作った乳製品は乳価が安いのでもっと安い。日本は1L当たり50~60円の乳価でニュージーランドは10円程度だったと思う(うろ覚えw)。
牛乳は毎日スーパーで沢山売れているようなので、重要な食料とみなそう。
一方で、乳製品は特に日本製が使われていることもなく、(チーズも外国産が多いし)重要でないと思う。

話それるけど、牛乳が体にいいかは微妙だし、学校で強制的に飲ませてるのもどうかと思いますね。だって、牛乳飲んでお腹壊す人結構いるじゃん?あれって人の体に合わないからであって、飲んでる人が異常ってわけではないと思うのですよ。(牛と人間が同じ栄養で育つとも思えない。)
あと、和食と米の需要を増やしたい新潟の町では、給食から牛乳を無くしてお茶にしたそうです。ご飯に牛乳は合わないっていうもっともな理由で(笑)

甘味資源作物について

沖縄や鹿児島のサトウキビ、北海道のテンサイが主な作物。砂糖の4割は国内産が占めるらしい( 特集2 食材まるかじり(2) )。
もし砂糖の関税をなくした場合、国産、外国産の差が無い砂糖は100%が外国産に置き換わるそうだ。砂糖は保護したほうが良い。というのは、砂糖も外国の市場動向で大きく変動するので日本の経済リスクになると考えれるから。
例えば、数年前に流行ったバイオエタノールの材料にサトウキビが使われたせいで砂糖が高くなったはず。


最後にもう一度まとめると、現段階の個人的感想として守るべき物は「米、牛・豚肉、牛乳、甘味資源作物」であり聖域外で良いと思うのは「麦、乳製品」。
実際の生産現場知らないので、牛乳、乳製品は切り離せないとか言われるかも知れませんがご愛嬌。

全部無関税にするのは危険すぎるし、無関税にしないならTPPの意味無いし、TPPはやめたほうがいいよ。
輸出品目がお互いを補完しあう国同士なら良いが、日本とアメリカはそうならないもの。
日本の農業関係者とアメリカの自動車関係者はTPP反対が多いですからね!

2014年10月23日木曜日

2015年は機能性食品、機能性野菜が盛り上がる

2015年の春から国の規制緩和で食品が体に具体的にどのように良いかを示す「機能性表示」を導入するそうだ。
今も「トクホ」の方が有難いし、かなりインパクトはあるだろう。
(モンドセレクションはかなりブーム去ったな。。)

もともと政府の規制改革会議の提言から始まっただけに、制度の最大の狙いは市場の活性化だ。米国の業界団体「自然製品連盟(UNPA)」によると、同様の 制度を20年前に取り入れた米国では過去20年間で毎年7~8%の成長率を記録、市場規模は62億ドルから345億ドルへと約5倍に拡大した。
 こちらの記事には上のようなことも書いてあるし期待できそう。
確かに、理由があれば高いもの買うし、理由が無ければ安いもの買うんだよ。
消費者が商品を手に取る瞬間に、高いものを買う理由を付けられるようになるから、機能性表示は少なからず効果ある。

新しく始まる機能性表示は、農水産物にも適用されるとのことなので機能性野菜が注目されているそうだ。

こちらの記事には次のような事が書いてある。

このうち「三井物産」は、血糖値を整える効果があるとされる「ケルセチン」を多く含んだタマネギを北海道のベンチャー企業と共同で開発し、先月およそ90トンを収穫しました。
価格は一般的なタマネギの4倍ほどしますが、健康志向の強い消費者に需要があるとみて、今後、首都圏や関西などで販売する計画です。
また「伊藤忠商事」も、肌を健康に保つ効果があるとされる「リコピン」を多く含むミニトマトを7月から子会社を通じて販売していて、国の規制緩和を前に大手商社の間で農業分野を強化する動きが今後も続きそうです。
機能性野菜を作るためには大きく2つの方法があるらしい。

  1. 品種改良したものに特別な肥料を与える
  2. 野菜工場内で照明の当て方を工夫し、特別な肥料を与える
肥料だな!野菜に栄養を吸わせれば良いと認識した!!簡単そう(笑)

どんな種類があるのか一部だけだが紹介しているページをみる。( 機能性野菜とは?機能性野菜の効果と種類とは? )
一部を紹介する。
  • がん予防に役立つスルフォラファンが含まれているブロッコリースプラウト
  • クエン酸を多く含みメタボに効果的なソルトリーフ
  • 通常よりリコピンを多く含みガンや生活習慣病を防げるこくみトマト
  • 脂肪の吸収を抑えるケセルチンを多く含んだ玉ねぎDr.ケルシー
ね?結構インパクトあるでしょ?
数百円でガン予防に役立つ、って言われたら高くても売れますわ。
来年春、どんな殺し文句の野菜がスーパーに並ぶか楽しみ。
私は美味しければ安い方取りますけどね。

2014年10月19日日曜日

6次産業とは?生産→加工→販売までやるということ

6次産業とはなんじゃらほい?という方のために簡単に説明。

一般的には次のように、1,2,3次産業で分類している。
1次産業・・・農業、水産業、林業などの自然から物を採取する産業
2次産業・・・工業、建設業、加工業などの物を作ったり組み立てたりする産業
3次産業・・・金融業、情報通信業、小売業、サービス業など、物ではない価値を生産する産業

今回のテーマ、6次産業は、1次産業の生産、2次産業の加工、3次産業の流通販売を行う業態を指す。
1×2×3=6なので6次産業とするらしい。
ここで掛け算にしている理由は、1次産業が0なら結果も0だという意味があるそうだ。
なお、6次産業という言葉は比較的最近に作られた造語(wikiを見ると2009年頃?)らしい。

生産から販売まで、全工程を上手く回せれば収益は良くなるだろう。
ただ、法人化して人を雇う状態から開始しないといけないだろうし、ハウス栽培の初期投資なんかよりよっぽど投資が必要でリスクも大きくなりそうな印象。


どんな場所でどんな物が6次産業として成功しているのか調べてたらまとまってるページを発見したのでメモ。
6次産業化の達人紹介
このページに書いてあるものは後で目を通しておこう。


日本の小さい農家が貧乏な理由は「農作物が高く売れない」点だと思うのです。(それ以外の理由ないかw)
どうやって高く売るかは次の2点。

  1. 最高級品を生産する(1次産業だけで成り立つケース)
  2. 生産、加工、流通を行う(6次産業を行うケース)

大きい農家は薄利多売で大きい収益になるから大丈夫なのだが、小さい農家は工夫していかないといけないだろう。

農産物高く売るのなんて無理だと思っている人に、すごい事教えておこう。

ソフトウェアって原材料費0円なんだぜ!!
材料0円で作ったスマホアプリが100円で売れるんだぜ!!
そうやって考えると、大根1本30円を工夫したら300円の価値まで持っていけそうでしょ?(笑)

消費者(特に東京の人)にどうやって届けるか、付加価値を付けて売れるかを考えたいところ。
最近流行りのアプリの内部課金みたいに、大根買わないとライフが回復しないゲームとか出来ないかな?

2014年10月18日土曜日

土を使わない水耕栽培のメリット・デメリット

土を使わなくても植物は育つのは知ってたが、毎日かなり多くの野菜や果物が出荷されているとは知らなかった。

なんと、一部の野菜は100%水耕栽培!!
例えば・・・


カイワレ大根!!!!

確かに(笑)
あまり買わないので定かでは無いが、綿みたいな物から生えてる状態で売ってた気がする。
O-157が出た時にカイワレ大根が疑われて生産者に致命的なダメージを与えていたが今は元に戻ったのかな?
私は何でも美味しく食べれますので捨てるくらいなら送って下さい。


それでは、水耕栽培(すいこうさいばい)のメリット、デメリットを調べた結果を簡単にまとめる。
これらは、土耕栽培(どこうさいばい)のデメリット、メリットに対応する。

メリット

  • 気候や季節、天候を選ばない
  • 土作りをしなくて良い
  • 害虫や病気が少ない
  • 農薬をほぼ使わない
  • 生産が安定する
  • 成長が早く、出荷回数を増やせる
  • 連作障害が無い
  • 経験が少なくても失敗しにくい
  • 高さ調整も出来るので作業が楽になる
  • 市場の需要に合わせて野菜を選択、栽培できる
  • えぐみの無い野菜が作れる
  • 管理が楽

デメリット

  • 初期投資が高額(☆1 ☆2)
  • 作れる野菜の種類が少ない
  • 水耕栽培できる野菜が値崩れしたらキツイ
  • 味にコクのある野菜が作りにくい
  • 病害が出るとすぐに全滅する
  • ランニングコストが高い(☆2)
  • 花を付ける植物は受粉しない(☆2)
☆1は水耕栽培を販売する企業のHPに良く書かれている内容
☆2はハウス栽培、室内栽培全般で言えること

ふむ。初期投資が高くても市価の高い野菜が安定して生産できればいいなという第一印象。

植物工場の設計や運営を行っている会社のHPに水耕栽培の簡単な説明あった。
土がなくても野菜はできる から引用すると、
現在、ハウス栽培や温室栽培のように植物を育てる環境を調節して培する、いわゆる施設園芸が国内でも盛んに行われており、平成19 年には50,608 ヘクタールもの規模になっています。このうち、水耕栽培が占める面積は1,686 ヘクタールであり、施設園芸全体のわずか3.3%程度と割合としてはまだまだ少数派です。
とのことなので、国内の水耕栽培はまだまだ発展途上(不必要?)らしい。
また、
現在、水耕栽培で栽培されている作物としては、レタス・サラダ菜・小松菜・ホウレンソウ・ミツバといった葉菜類、イチゴ・パプリカ・トマトなどの果菜類、花卉類などが挙げられます。このうち、トマトとイチゴが最も多く栽培されており、水耕栽培全体の約70%を占めます。
とあり、トマト、イチゴでは有効な方法なのかな?
市価が高く、連作障害を起こしやすいものが(ミニ)トマトとイチゴなのかもしれない。

水耕栽培や植物工場が発展している国・地域は、必要に迫られた所が多いんだよな。
例えば、砂漠、乾燥地帯の場合は、土作りが難しいので水耕栽培を選択したりする。
また、日照の乏しい高緯度地域は野菜を生産するためには電気による光が有効だった。
その点、日本の環境は恵まれていて、十分な日照、十分な雨量、肥沃な土地があるから、水耕栽培のメリットよりデメリットが大きくなりやすい。

人類が宇宙で生活するためには水耕栽培が有力だ!水耕は宇宙ビジネスだ!っていえば夢があっていいかも(笑)

2014年10月13日月曜日

「農家の収入はほとんど無い」のコメントから見る農家の収入

農家の収入を考えようと掲示板をググったら発言小町で興味深いスレッド見つけました。

転職。野菜農業はそこそこ生活できるだけの収入はありますか?

9割はやめとけの声。実際、農家の生活は苦しいらしい。
上の掲示板に書かれていたコメントからお金に関する発言だけ抽出して検討してみる。

経費を差し引くと間違いなく10万以下です、最悪5万以下の月もあると思います。現在プロの農家のかたでもたくさん廃業しているのに、新規の方が参入しても無理です、破滅しますよ。  
私の実家は経営者(父)が品質第一で経営下手だったので借金まみれでしたが、引退間直頃は盛り返して年収1000万など、かなり落差がありました。
一年の総収入ー経費÷人数(4人?)=数万円(へたをすれば人数で割れない程少ない)でやっていけますか?例150万ー50万÷4÷12=一人の一ヶ月の収入2万円強です。アルバイト、パートを一日中やれば8千円程度もらえますよね、比べてください。
毎年年収一千万前後あります。ただし経費は700万前後で家族5人フルに働いてで。一人あたり年収60万、月5万円だよ。
現役農家39歳です、昨日コマツナ市場に出荷しました。いくらだと思います?なんとひとつ20円です、堆肥と化成肥料まいてトンネルして消毒して、二人で一日かけてとって、結束して丁寧に洗いました。そしてガソリン使ってもっていきましたがこれです。
一生懸命つくった野菜が出荷時一束30えんとか50円とか。
家から見える畑は全部従兄のもの。春はほうれん草、夏は小松菜 売上は8000万から9500万、雨や天気に左右されます 2月だけはゆっくりしてますが、他の11ヶ月は一日4時間くらいの睡眠時間 法人化して従業員も10人程度います
シミュレーションします。コマツナ、ホウレンソウ、蕪は相場20円~50円(市場卸値はめったに50円より上にはいきません)にて。1日200束×30円=6000円-25%(手数料、経費など)=4500円×22日間出荷=99000円(一ヶ月の収入)÷家族人数4=約25000円が一人分の一ヶ月の収入、一人あたり8時間労働。4500円÷32時間=時給140円になります。市場に出荷するのは月22日になってますがそれより減ればさらに収入は減ります。野菜の値段が40円50円とあがれば収入も上がります。市場に月22日出荷するのはかなりきついです、野菜価格も50円をあまり越えません。300束作るのもきついです。だからこれより更に減る確率が高いです。
野菜なんてやればやるほどお金にならないよ。20年前はけっこう一所懸命やってたんだけど、やってもやっても金は貯まらず、やればやるほど体がボロボロになっていきました。月収5万円なんてしょっちゅうだね。
昨日出荷したホウレンソウ、コマツナそれぞれ一束20円、10円。雨の中、泥だらけに3人で収穫した結果です、こんなことは毎回。3人でカッパ着て一日3000円の売上、9月下旬からずっとこれだよ。
酪農などの動物(牛・豚・鶏)を肥育しているか?・・・肥育していれば収入はよくなります。田はどれくらいの広さ畑の広さは?田んぼだけで80反あれば生活が安定し収入もよくなります。1反で3万円利益/年間×80反=240万円の年間収入 露地栽培・露地野菜のみか?(畑のみなら20反以上必要)1反で15万円/年×20=300万円(市場集荷を参考とした場合) 知人は7反の畑のみで野菜を年間60種栽培し・・・直売・食堂・レストランに持ち込み販売で年収400万円です ハウス栽培であれば比較的農作業は楽で収入もたかくなります。(ハウス10棟以上ほしい)・・・イチゴハウスなら1反で170万円利益/年間 現状実家に機械代などの借金があるか? 奥さんがアルバイトして旦那さんのみ就農  月12万円×12=144万円の年収 旦那さんが休日のみ就農          月18万円×12=216万円の年収 (田舎の場合い月収が下がります) 狭い農地しかないなど不利な環境の場合は奥さんがアルバイト専業とし農作業をしないのがベスト(家庭も明るい)
ほうれん草のみ 1施設(ハウス)で周年栽培ですと1反の広さで年間110万円の年間収入・・利益です 2露地栽培ですと1反の広さで(300坪・・・1000平米)年間3回~4回の収穫で60万円の年間収入・・利益です ほうれん草は狭い土地を有効活用するには良い作物です

米農家の収入を概算

お米は収益を考えるときに分かりやすいというのは聞いたことあるので、まず米で収益を考えてみる。
コメントを見ると「1反で3万円の利益」とあるので、1町で30万円の利益。5町あれば150万円の利益になるから生活できるな。
新規就農だと場所のいいところに5町も用意できない(借りれない)だろうな。


ほうれん草農家の収入を概算

コメントに分かりやすい価格が書いてあるので参考にしてみる。
「露地栽培ですと1反の広さで(300坪・・・1000平米)年間3回~4回の収穫で60万円の年間収入」とのことなので、3反あれば180万円の利益で十分に思える。


感想

あれ?ほうれん草はかなり収益良いように思った。田舎で3反なら借りるの難しく無さそう。
他の支出や労働時間の問題もありそこまで魅力的ではないのだろうが。

米は労働が楽だとは思う。が、狭い土地で始めるのはかなり難しい印象があり、先祖から受け継いだ土地があるならよいが、新規はやめたほうがよさそう。
ただ、高付加価値の最高級米を1人で作り初めてうまくいってるとTVで見たことある。
機械や農薬などを使わない手作業で米を育て、最高に美味しいお米を生産して年間200万円位の収益になっているらしい。(個人なら十分な収益)

スーパーで安い野菜が買えるのは有難いのだが、農家にしんどい生活を強いていると思うと少し気の毒に思った。
金持ちになれる農家はほぼ大規模農家だな。
たまたま、メロンとかイチゴの高価格作物がヒットしたとしても、周りの農家も参入してきて値段が下がって、ヒットが数十年続くわけではないもの。

今から新規に農家になるなら、高付加価値の作物を作りたいところ。
野菜が安いのは、海外からの輸入もあるし、国内でも供給過剰気味なのだろう。

2014年10月11日土曜日

同じ場所で同じ野菜は育たない「連作障害」というものを調べる

同じ場所で同じ野菜(果物)を栽培していると育ちが悪くなる場合があるそうだ。
その状態を「連作障害(れんさくしょうがい)」と呼ぶ。

wikiを参照すると、次のような原因がある。

  • 土から植物の育成に必要な成分が吸われ続け、過剰な成分と欠乏している成分が出る
  • 肥料の塩分が残ることで土の塩分濃度が上がる
  • 害のある細菌やウィルスが土壌中に増加する
  • 害のある虫が土壌中に増加する
連作障害が出やすい作物、出にくい作物がある。
代表的な野菜についてまとめてあるページ(連作障害と輪作)を見ながら勉強。
イチゴってバラなのか(笑)
連作障害を防ぐ方法は、「輪作」「天地返し」「消毒」があるらしい。(肥料を入れるのは前提かな。)
ファーストインプレッションだと輪作がコストパフォーマンス良さそうだな!

昔、おじいちゃんが趣味でやってる畑でスイカ作ってた時は、毎年立派なスイカが実っていた気がするがなぜだ??
農薬を使うとか重機で土を裏返すとかしてないはずなのに。
その畑は管理が結構適当で草も元気よく育ってるんだが、むしろそうゆう色々な植物が発生している状態なら連作障害起こりにくいのかも。

ヨーロッパでは牧畜も合わせた混合農業が普通らしい。

この記事書きながらトマトジュースが飲みたくなったから、トマト(食べたい)とイチゴ(食べたい)とメロン(食べたい)が輪作出来たらいいのにと思ったけど難しそうだ。

2014年10月5日日曜日

飲食店を出す為に必要な資格は?調理師免許?食品衛生責任者?

食品衛生責任者が必要、調理師免許は不要です!
てっきり調理師免許が必要なものかと思ってた。。

wikipediaの 調理師 のページを読むと
調理師は名称独占資格であり、調理師にのみ可能な業務というのは存在しない。飲食店を開業する際に必要なのは食品衛生責任者資格である。
そうだったのか。
仕事の求人で調理師免許を要求する場合もあるので、取っておくと仕事の幅は広がるようだ。

調理師免許を取得する方法は2つあるらしい。

  • 厚生労働大臣が指定した学校を卒業する
  • 2年以上、飲食店で調理の実務を経験し、調理師試験に合格する
昼間の学校に通えるなら1年、夜間の学校もあってそちらは1年半で卒業できそう。
ささっとググって見たところは学費150万円だった。軽い気持ちで行くにはちょっと高いな。
かといって、昼間仕事してると2年も飲食店でバイトするの大変だなぁ。
大学生の時に調理師免許取得を目指して飲食店でバイトしてたら良かったな(笑)
今は調理師免許は頭の隅に置いておこう。

次、飲食店開業に必要な食品衛生責任者をまとめる。

食品衛生責任者は、各自治体が飲食店経営等において条例で必要と規定している資格。
医師や調理師免許等、一部の資格を持つ人はそのまま食品衛生責任者になれる。
それら有効な資格を持っていない場合は、講習を受けることで付与されるとのこと。

東京都の場合は、食品衛生責任者養成講習会のページを読めば良さそう。

1日で取得できる上、有効期間も無いのか!
今私の中で一番ホットな資格になりました!

講習が平日しかやってないところが難点だが取りに行きたい。

2014年9月28日日曜日

書籍「ニホンミツバチが日本の農業を救う」を読んだ感想

「ニホンミツバチが日本の農業を救う」というタイトルの書籍を読んだ。


筆者自身とニホンミツバチとの体験を元に20年以上の記録が詰まっている。
読み物として親しみやすくニホンミツバチがより身近に感じられた。
ただ、タイトルにある「日本の農業を救う」は少し大げさ。
セイヨウミツバチが足りないので、イチゴ、メロン栽培で利用してみた程度の検証であり、農業全体でどの程度、どの規模感で期待できるかまでは踏み込まれていない。

筆者は「私の体験から見るニホンミツバチの生態」みたいなタイトルを提出したが、出版社側がよりキャッチーなタイトルにしたのではないかと推測(笑)

さて、ニホンミツバチが商売になるのかが個人的に一番の感心事ですが、やはりシビアな印象を持った。
過去記事、『養蜂は初期投資が少なそう』にも書いた表の一部も利用して、採蜜量の比が小さくなる理由を自分用にまとめる。


項目 ニホンミツバチ セイヨウミツバチ
群蜂数 数千~2万 2万~4万
採餌行動半径 半径2km 半径4km
蜜の価格比 セイヨウミツバチの4倍 1倍とする
群蜂数比 セイヨウミツバチの2分の1 1倍とする
採餌行動面積比 セイヨウミツバチの4分の1 1倍とする
採蜜量比 セイヨウミツバチの8分の1 1倍とする

採蜜量(恐らく1群当たりの採蜜量)を見ると、ニホンミツバチはセイヨウミツバチの8分の1しか取れないらしい。
この理由は、
群蜂数(1/2) × 採餌行動面積(1/4) = 1/8
なのだろう。

1つの蜂場に設置する巣箱の数を増やしてセイヨウミツバチと同じ個体数にし、さらにニホンミツバチは離れた4箇所に設置すれば、セイヨウミツバチと同量の蜜を期待できるのではと思うが実際にやられていないのかな?
そもそも、4箇所で場所を確保するのが難しいし、仕事としても手間になってしまうのか。

ニホンミツバチの蜜は1kg当たり1万円と見積もれるらしい。
それゆえに、農家へのニホンミツバチ販売、貸出しが進みにくいように感じた。
ミツバチの群を販売するということは、同時に内部にたまっている蜜を渡すことになるので、セイヨウミツバチの方が価格面で有利になる。
書籍でも触れられていたが、レンタルという形式で蜜は養蜂家の物とする契約なら少しは安く出来るのかもしれないがセイヨウミツバチの価格まで下げるのは難しいのではないか。

農薬による死滅の問題もあって、養蜂するエリアがやっぱり重要らしい。
農薬散布が行われる稲田や畑の周りでは、ミツバチが死んでしまったりするので、過疎が進み畑に野生化した菜の花が咲き誇る位の場所が良さそう。(人が少なすぎると生活しにくそうだなw)

あと興味深かったのが中国産の蜂蜜が安いために、オーストラリアの養蜂家も輸出用蜂蜜の収益で苦労しているらしい。
中国産の農作物は安いからなぁ。

外国産の蜂蜜と価格競争では勝てないから、今から日本で養蜂始めるなら中国の富裕層向けにニホンミツバチの蜂蜜を生産するのが良いように思った。

2014年9月23日火曜日

イスラエルが農業立国の件

中東に位置するイスラエルは国土の60%以上が乾燥地帯で水が乏しい。
国土面積は四国より大きいくらい。

日本とイスラエルを比較すると驚く。
イスラエルの農業従事者は7万人で日本は310万人なので約45分の1。
イスラエルの農業生産高は6400億円、日本は8兆3000億円なので13分の1。
そしてなんと、農作物輸出額は2500億円で日本とほぼ同じ!
イスラエルの農業生産性は日本の50倍!

参考:
間近で見たイスラエル農業の先進性
砂漠の農業立国イスラエル


乾燥地帯の国に水資源の豊かな日本が農業の生産で大きく遅れているとは驚いた。
点滴灌漑という仕組みを使って、少ない水を節約し効率的に生産しているらしい。

wiki: 点滴灌漑

うーん、日本だと水が豊富にあるせいでこの方法が有効に思えないが、イスラエルの生産性の高さを実現するためには必要なのかな。

灌漑をググってたら、魚の養殖と水耕栽培を同時にするアクアポニックスという農業を知った。
アクアポニックスの歴史(古代〜現代)ーー循環型農法の軌跡を1000年前から振り返る

魚のフンを肥料にして水耕栽培の野菜を育てようっていう作戦。
こっちのほうが日本に向いてそう。
山間部で温泉つかって高級魚(鯛だったか?)の養殖をするっていうのもあったし、魚と野菜が一緒に取れたらお得。

最近、数が取れなくて高騰しているウナギとかマグロが育ったらいいな(笑)

蜜源が多い所が養蜂に適している

ミツバチが蜜を集める花(植物)を蜜源と呼ぶ。
この蜜源の確保が養蜂にとって重要らしい。(まぁ、当然ですが)

水のないところで稲作できないのと一緒で、花の無いところで蜜は取れない。
養蜂場の周りに蜜源が少なくなってしまうと蜂が餓死したり、逃げていってしまうのだろう。

広大な土地で沢山の蜜源を確保できる外国はハチミツが安くなるのも分かる。
しかも、ハチミツは長期保存ができ、鮮度による劣化も少ない。(ピラミッドから出てきた3000年前のハチミツも食べれたらしい。)
ハチミツは輸入品が強くなるよね。

菜の花ならミツバチの蜜源にもなるし人の野菜にもなるし一石二鳥じゃね?と思ったが、人が収穫する菜の花は、花が咲く前だからダメだなw
花が咲いた後で出荷するタイプの植物と養蜂は相性が良さそう。

2014年9月21日日曜日

鶏卵を生産して販売するとき資格とか必要か?

卵の生産、販売に関して特に制限はないようだ。

卵と言えばサルモネラ菌による汚染が心配。
農林水産省が鶏卵の衛生管理について説明をしてくれていたので少し読んでみた。
  • 日本では、サルモネラ菌を原因とする食中毒は年間100件
  • 卵かけご飯やかつ丼、親子丼など鶏卵や卵製品を使用した食品を原因とした発生が顕著
  • 汚染原因は2つで、糞便が殻に付着する場合、もしくは、感染鶏の体内で卵に侵入する場合
  • 市販の卵パックを調査したところ殻にサルモネラ菌が付着しているものが2030パック中5パック(0.2%)あった
  • パック詰めの前に鶏卵を洗浄していても残った
  • サルモネラ菌を持ち込んだり、持ち出したりシないようにいろいろ注意しろ
  • サルモネラ対策のワクチンを使うと効果あるので使用を検討しろ
大体、興味のあるところを摘むとこんな感じだった。

ただ、実際は少数のサルモネラ菌が人間の体内に入ったところで問題なく、サルモネラ菌による食中毒を起こすのは、大量に菌が繁殖した状態の物を食べることが原因らしい。
サルモネラ感染している鶏のフンには特に多くのサルモネラ菌がいるらしいので注意が必要と思われる。(鶏にワクチン摂取させるべきなんだろうな)

卵は出荷する前に洗浄した方がいいと思いきや、洗浄不要という考え方もあるのか。
ソースは掲示板!(匿名掲示板を信じるのが俺流w)

無洗卵派は少数だから出荷するなら洗わざるおえない。

2014年9月20日土曜日

ビニールハウスでのミツバチ利用

野菜や果物をハウス栽培するとき受粉をどうするか?
ミツバチの出番ですよ!

受粉がうまくいかないと実が付かないので、なんとか受粉させる必要がある。
人が手で受粉を手伝う映像テレビで見たことある。
昆虫の少ないハウス栽培では、トマトトーンというホルモン剤を使うことが普通らしい。
これを使うと、実がなると!

さて、トマトトーンが有効な野菜はトマトトーンでいいかもしれませんが、有効でない野菜はどうするか?
ミツバチの出番ですよ!(2回目)

一般的には「花粉交配用ミツバチ」という名称でレンタルや販売されている。

過去にはミツバチが十分に確保できなかった産地があったらしく、農林水産省が受給システムなるものまで用意している。。

このQ&Aを読む感じ花粉交配用ミツバチは主にセイヨウミツバチが利用されているようだ。
セイヨウミツバチの輸入量が急に減ると需要に追いつけなくなる問題があるのか。
ニホンミツバチは使えないのかな?

調べてみたら少し説明ありました。
メロン栽培でニホンミツバチがセイヨウミツバチの代替になるかを調査するための実験らしい。
結果、ビニールハウスではセイヨウミツバチが良いとのこと。

実験結果の数値を引用して以下に表で記載します。


項目 ニホンミツバチ セイヨウミツバチ
着果株数(株) 21 30
着果数(果) 29 72
着果株率(%) 70 100
着果率(%) 32 80

この数字見るとセイヨウミツバチを使うべきに思う。

こちらの方はニホンミツバチをハウス栽培で使えないかテストしているらしい。
内容は
  • ニホンミツバチを使うことも出来る
  • セイヨウミツバチとニホンミツバチの花粉の取り方が違うので有効な作物が違う
みたいな感じ。

簡単に調べた結果としてはセイヨウミツバチの方が向いている場合が多いようだ。

週末養蜂というものが人気らしい

特技のサーフィンしていたときに見つけた「週末養蜂家のニホンミツバチのおいしいはちみつ」というサイトの情報量がものすごくて驚いた。
京都ニホンミツバチ週末養蜂の会というものがあるらしい。

養蜂を趣味にする人もいるのか。

いろいろ調べるときに上のサイト使えそうだからメモしておこう。

2014年9月19日金曜日

ハチミツ市場の規模は・・・

180億円位らしい。
梅干し、梅酒とかにハチミツ使うイメージあるけど、スイーツあんまり食べないから馴染み薄いな。

全世界で生産されるハチミツは120万トンと推定されていて、そのうち45万トンを中国が生産しているだと!?
二位のトルコが8万トンなのでぶっちぎりで中国一位。
中華料理ってそんなにハチミツ使うっけ??

日本に輸入しているハチミツの7~8割が中国産のようだ。

もっと詳しく知りたい人はこちらへどうぞ。
日本蜂蜜株式会社

ハチミツ必須の料理が日本に根付くと消費量がグンと伸びるんだろうがあんまり想像できないな。
戦後の日本はパンと肉が急に増えたけど、短期間にここまで食生活が変化した国は日本以外に無いらしい。

あと、メープルシロップもハチミツと似たイメージ持ってたけど、あっちは樹液を集めて作るものでカナダが有名。(カナダの国旗に描かれた植物はメープル)

メープルシロップの作り方動画がこちらのサイトにあった。
http://www.frablo.jp/2011/01/16/canada-maple-syrup/


それにしても昔の人、樹液が美味しいなんて良く気付いたな。

ハチミツよりメープル生産する方が世話簡単そうだけど、木が育つまで時間が掛かりそう。
メープル農場作ろうと思ったら、自分は木を植えて次の世代にお願いするかも。

2014年9月16日火曜日

卵を産めない鶏のオスは殺処分される

スーパーで売っている鶏の卵は卵を産むのに適した種類(レグホンが多いらしい)のメスから採った物になる。
スーパーで売っている鶏の肉は肉を採る為に適した種類(ブロイラーが多いらしい)のオスメスから採った物になる。
さて卵用鶏のオスは?となるが、これはヒヨコのうちに殺処分されている。

卵や肉を食するものとして現実を知っておこうと思う。

数日間育成されたオス、メスの判別ができるようになった時にオスのヒヨコは殺される。
鶏の種類によっても判別方法が違ったりするが、微妙な違いを見たり触ったりで判断するヒヨコ鑑別士の職業が日本にはある。

まずは、ドイツのことを説明している動画から。
ドイツでは年間4000万匹、EUでは3億3000万匹のオスのヒヨコを殺していると説明されている。
※CO2でヒヨコを殺すシーンあり




次の動画は別の場所で行われているヒヨコ選別の様子。
※シュレッダーでヒヨコを殺してミンチにするシーンあり



動画は見つからなかったが日本の場合も大体同じで、オスと分かったヒヨコはその場で殺しているらしい。

現代の効率的な生活はこういった残酷な上に成り立っているというご紹介でした。
メスのヒヨコしか生まれない遺伝子組み換え卵とか作れればいいのにと思いました。

2014年9月15日月曜日

養蜂は初期投資が少なそう

鶏、豚、牛に比べて蜂は初期投資がかなり少なそう。
理由は設備投資が小さいから。
蜂の家になる木箱をたくさん並べて、買ってきた蜂を入れてやって放置すればOK!(そんな簡単じゃないか笑)
アマチュア用の養蜂セットが15万円で売ってるところを見ると結構入りやすそうだね。

養蜂の収益源は大きく2つあって、
  1. 蜂蜜を売る
  2. ミツバチの販売・レンタル
になると思う。
本を書いたり、コンサルティングを出来る人もいるだろうが、蜂の世話から少しずれるので考慮しないでおこう。

日本で使われるミツバチはいくつか種類があるみたいだが、ニホンミツバチとセイヨウミツバチがメインで大まかな違いはこんな感じらしい。


項目 ニホンミツバチ セイヨウミツバチ
病気 ほとんどかからない 何種類もある
生産物 蜂蜜・蜜蝋 蜂蜜・プロポリス・ローヤルゼリー
性格 おとなしい 攻撃的
耐寒性 強い 普通
群蜂数 数千~2万 2万~4万
採蜜量 1年に1回 1年に何度も取れる
蜜の価格 高い 安い
採餌行動半径 半径2km 半径4km
繁殖力 普通 強い
野生 いる いない

参考:

ふむ。ミツバチの販売まで考えると繁殖力のあるセイヨウミツバチの方が収益面で分がありそう。
このミツバチの比較で知った面白い点は、繁殖力の強いセイヨウミツバチが日本で野生化していない部分。
天敵のスズメバチに対する耐性が若干弱いことが原因とみられているらしい。

あと、ミツバチ様は飛んでどこかに行ってしまわれるらしいので、気分を害さないよう気を付ける必要があるそう。

養蜂始めるときにどちらかを選べと言われたら、ニホンミツバチが良さそうかな。

小規模に始めるなら養鶏で卵かな

養鶏、養豚、養牛の初期投資を考えると小規模に始めるなら養鶏の卵が適当に思う。
肉の場合は、安定収入にならないからリスク大きいし、ある程度の規模で生産性を上げないと価格面で不利な印象。
そうすると、初期投資で数億円となりリスク大きいかなと。(リターンも大きいかもですが)

TPP等で外国の肉が安く入ってきたら、ブランド無い肉は物凄い不利になる一方、卵は冷凍で輸送されないしメリット感じる。

ちなみに、卵ってどの位まで高く売れるのってのが気になって「日本一 高い 卵」で検索したら、秩父のアクアファームさんが見つかりました。
卵20個入り15000円!笑
最高級卵「輝」ご贈答用20個

値段を決めて売れる事が出来れば好きな価格で売れるということなのですが、日本の多くの養鶏農家はスーパー等相手にして価格交渉力が無いらしい。
独自で販路を作れたらいいな。


ウィキで「養鶏」を引くと、
農家の庭先といったごく小規模のものを除いて、産業として大規模に運営されている養鶏業を見ると、国際的にも極めて画一的で平準化された生産手段を採っているといえる。つまり、ほぼ同一ケージ内で同一の飼料を与えた同一品種の鶏とその卵が生産物であるため、鶏卵や鶏肉は他の生産者との差別化が難しい商品となっている。このため、特定の品種を除けばブランド化はあまり行われていない。
確かに牛肉のA5とかそういうレベルの違いは出てこないのかもしれない。
でも、美味しい焼き鳥は違うよ!

ブランドと独自販路が小規模でも生き残るポイントに思いました。

今度、養蜂も調べてみよう。

2014年9月14日日曜日

鶏、豚、牛の配合飼料の価格を比べよう

日本では家畜の餌として配合飼料を与えることが一般的らしい。
配合飼料にどんなものが入っているのか調べてみたらこんな感じらしい。

穀類

  • トウモロコシ
  • マイロ
  • 大麦

そうこう類

  • ふすま
  • 米ぬか
  • コーングルテンフィード

植物性油かす類

  • 大豆油かす
  • なたね油かす

動物性原料

  • 魚粉
  • 脱脂粉乳

その他

  • 炭酸カルシウム
  • リン酸カルシウム


参考: 協同飼料株式会社

発育の時期に合わせて飼料を変えたり、家畜の様子を見ながら変えたりもするそうです。
高級和牛とかだとビールを飲ます場合があると聞いたので、農家さん毎にさらに工夫してるはず。

気になるお値段はどうなのか調べてみたら、家畜のタイプごとに大まかな数値が出てました。
農畜産業振興機構さんのPDFから一部抜粋します。( PDF )
配合飼料1トン当たりの価格です。


年度・月 成鶏用(採卵用) ブロイラー用(食肉用) 若豚育成用 乳用牛飼育用 肉用牛肥育用
26年7月 85,520円 76,290円 70,400円 74,410円 69,280円

なんと、卵を取るための鶏向け飼料が一番高い。二番目もブロイラーで鶏でした。
脂肪分の多い牛乳を採るために乳牛には脂肪分の多いものを食べさせると聞いたことはあったのですが、鶏の方がいい物食べてました。

中国では鶏の餌に大量の薬、ホルモン剤を投与していたそうですが、日本でもある程度は使っているのでしょうね。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1760

あぁ、美味しい唐揚げが食べたい。

鶏肉、豚肉、牛肉の生産コストを比較する

唐揚げ、とんかつ、ハンバーグ色々食べますが、鶏肉、豚肉、牛肉の生産コストってどうなってるか調べた。(高級なものは上限なくなるので安い方法で生産されたものを比較しました)

こちらにまとまった情報があったので表だけ引用させていただきます。
熊本県畜産広場 (IE5.5&6.0動作確認済みらしいので皆様のブラウザでも問題ないと思いますw)



項目 肉用牛 肉用鶏
初回交配月齢 15~16ヶ月 8ヶ月 6ヶ月
妊娠(ふ卵)期間 285日 114日 (21日)
初産月齢 25~26ヶ月 12ヶ月 ※7ヶ月
1回の分娩頭(卵)数 1頭 10頭 1個
年間の産子(卵)数 0.9頭 20頭 225頭
体重1kg増体に要する穀物飼料 10~11kg 3~3.5kg 2.2kg~2.3kg
出荷時月齢 30ヶ月 6~7ヶ月 56日
出荷時体重 690kg 110kg 2.7kg
注:※種卵採取開始時期を意味する。

 結論。 鶏肉大勝利。

 上記表はブロイラーについて書かれていると思われるのでwikiも読んでみた。
ブロイラーは徹底した育種改良の研究により、過去50年間で、成長率が1日25gから100gへとあがっている。自然界の鶏は成鶏に達するのに4〜5か月かかるところをブロイラーは40〜50日で成鶏に達する。
普通の鶏だと120日必要なところブロイラーなら40日でOKって。。

大雑把に飼料代だけが肉のコストになってると仮定し、金額の単位にトリニクを用いると、
鶏肉→1トリニク
豚肉→1.5トリニク
牛肉→4.5トリニク
となりました。

スーパーの値段も大体こんな感じかもしれん。

Blogger使ってみるよ

物忘れが激しくなってきたので自分のメモが欲しいなとBloggerを使うことにしました。

他のブログサービスと比較して考えたメリットはこんなところ

  • 無料
  • ブログサービス業者の広告が入らない
  • 使いやすい(らしい)
  • Googleだしサービス終了しなそう

実は「Googleだし」というのは結構リスキーで、金にならないと終了するサービスが結構有ります。(Googleリーダー等)

一般のブロガーの収益でGoogle Adsenseが占める割合がかなり多いからBloggerは大丈夫なんだろうなと。つまり、Googleにとっては良質なブログが増えれば増えるほど旨い。


それでは、Blogger使ってみるよ。