2014年12月14日日曜日

遺伝子組み換え植物、動物について調べる

害虫や病気に強い植物や動物を遺伝子組換えにより作れる。
食料を低コストで安定的に生産するために有利な方法とされている。
さて、日本ではどういった状況なのか疑問に思ったので調べておこう。

厚生労働省のHPに一般向けの資料が置いてあった。
遺伝子組換え食品の安全性について(PDF)

遺伝子組換え食品としてよく目にするものは次のもの

  • 大豆
  • じゃがいも
  • なたね
  • とうろもこし
その他も書いてあるが、上記の作物に比べると消費量が落ちるので無視。

平生24年時点では、商業用に遺伝子組換え作物は日本では作られていないらしい。
作付面積の上位五カ国は次のような国。
  • アメリカ(43%)
  • ブラジル(19%)
  • アルゼンチン(15%)
  • インド(7%)
  • カナダ(7%)
日本でも商業的栽培が認められているのに広まらないのは消費者心理を木にしているのかもしれない。(日本での商業的栽培は禁止されているのですか?
と思ったが、少し調べると細かく書いてくれているATJというサイトがあった。
地元の生産者の方たちが中心となって反対した結果、現在のところ、遺伝子組み換えは日本では商業栽培されていません。
なるほど。確かに地名が出ると風評被害に繋がるかもしれないから、違う野菜作っている農家からも反発受けるのは分かる。
上記ATJのページに興味深い事がいくつかあるので転載しとく。
醤油、大豆油、コーンフレーク、水飴、異性化液糖、デキストリン、コーン油、菜種油、綿実油、砂糖は、表示が不要とされています。トウモロコシや大豆から 作ったこれらのものの多くは現在日本では多くが遺伝子組み換えを含んでいると思われますが、それは表示する義務がないのです。
豚肉、牛肉、鶏肉などはどうでしょうか? 遺伝子組み換えの餌を使っているかどうか、これもまた表示義務がありません。
「遺伝子組換えでない」の表示でも、重量で5%未満の遺伝子組換え作物の混入が許されています。
ん!?なんで混入していいんだよ!!笑
残念ながら日本は大量の遺伝子組み換え作物を主に米大陸から輸入しています。推定ですが、大豆、トウモロコシ、ナタネのほとんどが遺伝子組み換えになっていると言われています(2010年のデータで大豆75%、トウモロコシ80%、ナタネ77%)。
そんなに遺伝子組換えだったのか。知らなかった。。
トウモロコシ等は飼料になっているし、たしかに遺伝子組換え作物の方が効率いいんだろうな。


作物の状況はなんとなく掴んだな。(多分)

動物の状況はどうなのよっと、調べてみたら今のところ市場には出てきていないらしい。
理由は人間、自然への悪影響が分からないから。
遺伝子組み換えがもたらすモンスター食品動物5選」というのが面白かった。

  1. 2倍の早さで成長する鮭
  2. 羽がないニワトリ
  3. 人の母乳を出す牛
  4. 猛毒を出すキャベツ
4つしかないけどな(笑)。
興味がある人は画像や動画もあるのでもとのサイトを見てくれ。


ちなみに、これが羽がないニワトリの動画。まぁ、便利だこと。
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確かに2倍で成長する鮭が自然に出てしまったら、生態系がどうやって変化するか分からないから慎重にやらざるを得ないよね。

ガンダムSEEDは、遺伝子組換え人間と普通の人間の戦争だった。
より優秀な頭脳、体、容姿を求めるなら遺伝子組換えを望む人間の欲望って怖いね。