2014年10月18日土曜日

土を使わない水耕栽培のメリット・デメリット

土を使わなくても植物は育つのは知ってたが、毎日かなり多くの野菜や果物が出荷されているとは知らなかった。

なんと、一部の野菜は100%水耕栽培!!
例えば・・・


カイワレ大根!!!!

確かに(笑)
あまり買わないので定かでは無いが、綿みたいな物から生えてる状態で売ってた気がする。
O-157が出た時にカイワレ大根が疑われて生産者に致命的なダメージを与えていたが今は元に戻ったのかな?
私は何でも美味しく食べれますので捨てるくらいなら送って下さい。


それでは、水耕栽培(すいこうさいばい)のメリット、デメリットを調べた結果を簡単にまとめる。
これらは、土耕栽培(どこうさいばい)のデメリット、メリットに対応する。

メリット

  • 気候や季節、天候を選ばない
  • 土作りをしなくて良い
  • 害虫や病気が少ない
  • 農薬をほぼ使わない
  • 生産が安定する
  • 成長が早く、出荷回数を増やせる
  • 連作障害が無い
  • 経験が少なくても失敗しにくい
  • 高さ調整も出来るので作業が楽になる
  • 市場の需要に合わせて野菜を選択、栽培できる
  • えぐみの無い野菜が作れる
  • 管理が楽

デメリット

  • 初期投資が高額(☆1 ☆2)
  • 作れる野菜の種類が少ない
  • 水耕栽培できる野菜が値崩れしたらキツイ
  • 味にコクのある野菜が作りにくい
  • 病害が出るとすぐに全滅する
  • ランニングコストが高い(☆2)
  • 花を付ける植物は受粉しない(☆2)
☆1は水耕栽培を販売する企業のHPに良く書かれている内容
☆2はハウス栽培、室内栽培全般で言えること

ふむ。初期投資が高くても市価の高い野菜が安定して生産できればいいなという第一印象。

植物工場の設計や運営を行っている会社のHPに水耕栽培の簡単な説明あった。
土がなくても野菜はできる から引用すると、
現在、ハウス栽培や温室栽培のように植物を育てる環境を調節して培する、いわゆる施設園芸が国内でも盛んに行われており、平成19 年には50,608 ヘクタールもの規模になっています。このうち、水耕栽培が占める面積は1,686 ヘクタールであり、施設園芸全体のわずか3.3%程度と割合としてはまだまだ少数派です。
とのことなので、国内の水耕栽培はまだまだ発展途上(不必要?)らしい。
また、
現在、水耕栽培で栽培されている作物としては、レタス・サラダ菜・小松菜・ホウレンソウ・ミツバといった葉菜類、イチゴ・パプリカ・トマトなどの果菜類、花卉類などが挙げられます。このうち、トマトとイチゴが最も多く栽培されており、水耕栽培全体の約70%を占めます。
とあり、トマト、イチゴでは有効な方法なのかな?
市価が高く、連作障害を起こしやすいものが(ミニ)トマトとイチゴなのかもしれない。

水耕栽培や植物工場が発展している国・地域は、必要に迫られた所が多いんだよな。
例えば、砂漠、乾燥地帯の場合は、土作りが難しいので水耕栽培を選択したりする。
また、日照の乏しい高緯度地域は野菜を生産するためには電気による光が有効だった。
その点、日本の環境は恵まれていて、十分な日照、十分な雨量、肥沃な土地があるから、水耕栽培のメリットよりデメリットが大きくなりやすい。

人類が宇宙で生活するためには水耕栽培が有力だ!水耕は宇宙ビジネスだ!っていえば夢があっていいかも(笑)