2015年5月17日日曜日

畑のデータを自動収集するサービスのアイデア考えてみる

農業ITについていくつか調べてきた。次の2つ。
農園とクラウドをつなぐIoTシステムEdyn(イデン)が面白そう
海外の農業ベンチャーで面白そうなのメモ

ちょっと自分でもアイデアを出してみたので忘れないうちにメモ。
※見てきたものを単に組み合わせただけですw

そのサービス名は「畑管理アナリティクス」。
農家はWEB上で畑の気温、降水量等のデータを見たり、作業をWEB上でデータシートに記入できる。
自分で書いた過去のデータシートも見れて、「去年の今日は何の作業したっけな?」とかも確認できる!(市販されている紙の農業用ノートの機能w)

気温、降水量、日照量等のビッグデータにより、野菜価格変動を予測し高いマーケットに野菜を出荷できるようにする。(Farmlogsだなw)
降水量は気象庁が提供しているデータを使う。

さらに、専用デバイスも用意する。
そのデバイスを使うかは農家に任せるとして、そのデバイスにより特定の地域(畑)の正確なデータが自動で収集されるよというもの。Edynのように畑に突き刺すことを想定。

  • 気温
  • 湿度
  • 日照時間

をデバイスで計測し、インターネットを使ってデータ送信する。
インターネットへの接続はdocomo回線使う。(使えるか知らないけど、kindleとか3G使ってたりするからできるんじゃね?)
docomo回線なら日本中の畑、ほぼ届くでしょ。
あと、GPSモジュール入れてどの地域のデータかも分かるようにする。


今回は「農家自身にメリットがあること」「ビッグデータ」が活用できることの2つを念頭に考えた。

WEB側の扱いはいいとしてIoTに興味ある。デバイスに必要なぱっと思いつくキーワードは、

  • 温度センサー
  • 湿度センサー
  • 日照時間計測装置?
  • 太陽光パネル
  • GPSモジュール
  • バッテリー
  • SIM

等。これらがEdynみたいなデバイスに入って料金たったの1000円!だったら嬉しい!
金額良くわからないけど普通に作ると材料だけで2万円くらいしそう。。
今度、時間があるときにもう少し掘り下げよう。

2015/7/26追記:
値段調べて記事書いた「畑のデータを収集するハードウェア部品の値段調べた

海外の農業ベンチャーで面白そうなのメモ

WEBサービスどんなのがあるのかなぁって調べてて、日本語の記事で興味あるのがあったのでメモ。(英語は極力読まない主義w)
見たサイトは次の2つ。

世界が注目する、農業ITベンチャー「Webサービス編」
WIREDで紹介されていた海外の農業系サービスや企業10選

個人的に今興味湧いたやつだけメモ。詳しくは上記サイトで確認してくれ。

圃場管理クラウドサービス Farmlogs


圃場に作付計画(収穫量、肥料や農薬の利用量、それに伴うコスト)を策定し、農作業をスマートデバイスからタッチ操作でかんたんに登録することでリアルタ イムに作業コストが積算されて、収穫時には圃場の利益が見える化されます。圃場には農作業が紐付けされ、作業履歴が一目瞭然。さらに圃場「ごと」の降雨量 を自動的に積算して表示することが出来るのがすごい。さらにストレージにどれくらいの量の作物があるか表示され、そこから出荷・販売するときに表示されて いるマーケットの価格動向を参考に出荷することができるので、農家は最良のタイミング、つまり最も利益が上がるタイミングで売ることが出来るのです。
このサービス使うことで価格動向を把握できて収益上げれるのがいいなと思った。というか、こういうサービス個人的にやってみたい。


農家用データ収集ドローン Precision Hawk


自動操縦する飛行機を投げて、自分の管理する農園を上空からデータ収集する。
スケールがアメリカン(笑)
日本だとここまで大規模な畑少ないかもしれない。

一見は百聞に如かずなのでYouTube見るとよろしい。


上空から撮影した写真がドローンの費用かけるほどの価値があるか疑問だが、ドローンの開発技術がすごい。また、この技術は別のことにも生かせそうに思った。

農家向け保険商品 The Climate Corporation

http://www.climate.com/

The Climate Corporationは、膨大な気象データ、収穫量や土壌データを政府から収集することで、農家ごとに保険をカスタマイズして販売するサービス。降水 量、干ばつ、塩害、など、予測不可能な天候ダメージに備えて、農家が保険をかけておくことができます。
日本の農家は台風とかが来た時は自治体が補填しているイメージだった。保険とか入ってるの?需要あるの?
疑問ではあったが面白い取り組みだなと思った。


私が見ていたサイトの1つにFarmnoteというのがあって、これは日本のITベンチャーがやってる数少ない農業WEBサービス。酪農を支援するらしい。しかも、北海道で開発やってるから珍しいなと思った。(ITベンチャーほとんど東京だもの。)

以上、メモでした。


作物が病気になる原因は何か?簡単で確実な方法で対策できる?

作物の病気を防いだり、直したりするために農薬が使われる。
農薬もタダじゃないし、人の体や自然にも良くないから使わないに越したことはない。

では、病気になる原因は何か?を調べてみる。
ザ・原因が分かるなら対策できるんじゃね理論。

次の2つのサイトをサラっと読む。
作物の病気を知ろう!
病害三要因

作物が病気になる原因は2種類

  1. 他の微生物(ウイルスや菌)が増えてしまう場合
  2. 栄養が足りなかったり多すぎたり環境が悪く、作物自身が生理的障害を起こす場合
特に異論なし。
この2つの原因を取り除いてやれば健康体だね!

原因を取り除く方法

まず、微生物を増やさない方法について。
そもそも「微生物がいない環境」は屋外でやっている限り無理と考えるべき。
もし、微生物がいなくてもしばらくすれば風にのってくるし、虫が運んでも来るし、鳥や人も持ってくる。

一般的には、太陽光の熱で菌を減らす「土壌消毒」というのをやったりする。農薬で予防する場合もある。
病害三要因」のサイトでは、毎年土壌消毒をやるのは労力がかかり根本的な解決をしない方法であり、良い微生物を増やす方法を検討すべきと訴えている。

次に、作物自身が生理障害を起こさない方法について。
土壌診断して、土の栄養状態をしっかり把握すればOKだと思う。

まとめ

作物が病気になるのは仕方ない!屋外で完全に防ぐの無理!!
だって、どんだけいい土壌で作物作っても外的要因で微生物入ってきてしまうもの。
ただ、病気になりやすい土、なりにくい土というのはある。
病気になりにくい土を作って、ちゃんと作物を観察して、必要に応じて肥料、農薬使うのが良い。
新しい手法発見の無い残念な調査でした(笑)

2015年5月7日木曜日

農薬の種類、市場規模とコストなどをザックリと調べる

「農薬」という単語はわかるけど、どんなものがどの位使われてるのか全く知りません。
簡単に調べます。


農業工業会のHPによると、
農林水産省では、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、除草剤、殺そ剤、植物成長調整剤、その他の7種類に分類し
とあるので、7種類でいいと思う。
このHPに動画で説明してくれているのがシンプルで良かった。
確かに、雑草で日陰になったり栄養取られたら農作物が育ちにくそうっていうのは、動画だとわかりやすい。

農薬がどの位使われているかも農業工業会のHPから引用します。



平生19年の資料になるが、合計で3800億円の市場規模らしい。
また、多く使われているのは「殺虫剤」「除草剤」「除菌剤」の3つ。

また、他の資料でも市場規模を確認すると、柳葉夕佳さんが作られた「世界的に需要が拡大する農薬関連企業に注目」というページに次のようにある。
2012年の世界農薬市場規模は約472.6億ドル(80円/ドル換算で約3.8兆円)で、需要は増加傾向にある
特に人口増加が著しいアジアや中南米をはじめとした新興国での需要は旺盛で、所得向上により農薬の使用量を増やしていると考えられる
そうですよねぇ。食料の需要が増えているなら農薬の需要も増えていくんですよ。
さらに、この資料に書いてあって興味引かれたのは次の部分。
農薬は少ない労力で安定した収穫を得るために農業に欠かせないものとなっており、日本植物防疫協会の調査では、農薬を使用しない場合の稲・大豆の収穫量は農薬を使用した場合に比べ約▲30%、きゅうり・キャベツは約▲60%、りんごなどの果樹に至っては、収穫量は更に減少する結果が示された。
農薬使わないときゅうり、キャベツ生産出来ないじゃん!
(キャベツ半分以上が虫に食べられるのかな?笑)
なるほど。今、生産している野菜は農薬必要そうだ。


次に、農家のタイプ毎にどの程度のコストになっているかを調べると、またまた農薬工業会のHPに良い資料がありました。(図を次に引用します)
この表を見ると、施設野菜が農薬少なくて、果樹が農薬多いように思える。
施設野菜がお金かかるイメージあるのは、農薬以外ということだろうか?設備とか暖房とか肥料とか?まぁ、今はいいや。

農薬は人、環境にも良くないし、お金もかかるから減らせるなら減らしたほうがいい部分。

ググったら無農薬キャベツもあるぞ!
収穫量-60%でも残った40%を生産している!?訳ないよねw
今度、気が向いたら調べてみよう。