見つかりましたよ良い資料。(2008年までのデータが使われています。)
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/PDF/14.pdf
(この資料から図表を引用してます。)
肥料用天然鉱物は次のようになるそうだ。(窒素、カリ、リンの3要素)
窒素の原料について
チリで取れる「チリ硝石」というものがあるらしい。1910~1930年代は年間200~300万トン生産されていた。しかし、アンモニアが窒素肥料の原料に使われるようになり近年は減少しているそう。
2008年に日本はチリ硝石を2万トン輸入している。
アンモニア(化学式:NH3)は工業的に作れる。天然ガスの産出国が水素の確保という点で有利らしい。
カリの原料について
カナダが一番の生産国らしい。カナダは石油も出るしウランもとれるしメープルあるし豊かな土地だねぇ。
リンの原料について
中国が世界の3分の1を生産してる。でも、他の国も生産してて良かった。数年前、レアアースの輸出絞って値段上げようとしたことあったじゃん。1つの国しか生産してないとそういうリスクが付いて来るからね。
資源量については、モロッコと中国の2ヶ国で全世界資源量の約 68%を占めている。モロッコはリンの輸出だけじゃ儲からないのかな?貧しいモロッコ人が良くスペインに密入国するイメージある。
日本の肥料の輸入量、輸出量
日本の肥料の輸入量は、動植物性肥料、窒素 肥料、リン酸肥料、カリ肥料、複合肥料及び肥料成分合計で 2008 年は約 218 万トンであった。
一方、肥料の輸出に関しては、ほとんどが東南アジア向けであり、約 81 万トン輸出している。輸出品目では硫酸アンモニウムが約 73 万トンであり輸出量全体の 90%程度を占めている。輸入大国や。
細かく国別の数値が見たい場合は元資料に書いてありますのでどうぞ。( http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/PDF/14.pdf )
悲観的な仮説だとあと50年位でリン酸が枯渇するらしい。数字だけ見てると「沢山ありそう」って思ってしまうな。リンが取れる鉱山が日本にもあればいいのに。