2015年4月25日土曜日

2050年に人口が90億人になったときに食料どうするの?

2015年現在、地球の人口は70億人と言われている。
2050年になると地球の人口は90億人になると予想されている。
その時、食料をどうするのか?

ジョナサン・フォーリーさんの5つの提言から紹介する。
こちらのサイトに書いてあります。( 「90億人の食」をどう生み出すか:米環境科学者、ジョナサン・フォーリーによる5つの提言 )

70億人→90億人になるだけなのに作物の生産量は2倍にならないといけないらしい。
世界の人口は、2050年までにいまより20億人増え、90億人に達する。中国やインドをはじめ新興国の人々の生活が豊かになり、肉、卵、乳製品の需要が 伸びれば、家畜の飼料となるトウモロコシと大豆の増産も必要だ。この傾向が続くと、人口の増加と食生活の変化という二つの要因が重なり、2050年までに 世界の作物の生産量を現在のおよそ2倍に増やす必要があると考えられる。
上記課題を解決するための提言が次の5点。

  1. 農地を拡大させない
  2. 既存農地で生産量を増やす
  3. 資源を効率的に使う
  4. 食生活を変える
  5. 廃棄食料を減らす
「1. 農地を拡大させない」だがこれは間違っていると思う。
すでに世界の陸地のうち、南米大陸とほぼ同じ面積が耕作地になっている。こうした開発により、北米の大草原地帯やブラジル大西洋岸の森林など、世界各地の豊かな生態系が失われてきた。たとえ食料増産のためでも、これ以上農地を拡大するわけにはいかない。
確かに、環境を破壊するのは良くない。が、砂漠を農地に変える工夫はしても良いのではないか?例えば、イスラエルは国土の大部分が乾燥地帯にも関わらず農業立国になっている。
参考: イスラエルが農業立国の件

「2. 既存農地で生産量を増やす」は全くその通りです。

「3. 資源を効率的に使う」とはどういうことかというと、
例えば、トラクターにGPSやセンサーを搭載し、コンピューターで管理することで、肥料や水やりの量をきめ細かく管理する「精密農法」を行えば、施肥や農薬散布をより効率的にできる。
これも当然です。

「4. 食生活を変える」は肉を減らすなりやめるなりしろということ。牛肉1kgを作るために穀物7kgかかるよ、足りなくなるよね、ということだそう。個人的には鶏肉が美味しくてパフォーマンスいいと思ってます。ステーキより鶏の唐揚げの方が美味しいんじゃないか?と思うレベル(笑)
このテーマで以前、調査した記事あります。
鶏肉、豚肉、牛肉の生産コストを比較する
※このときは牛肉1kgに穀物11kg必要って調べてた

「5. 廃棄食料を減らす」は現状だと25%の食料が捨てられているそうなので即効性のある提案。
ただ、難しいんだろうね。。日本も食べ物を沢山捨てているが、捨てるほうが安いから捨てるわけであって経済活動となじまない。
ただ、スシローはコンピュータ管理で寿司の処分を減らして利益を増やしたと聞いた。もっとコンピュータやビッグデータを使って管理できるところはありそう。


日本人は大豆からタンパク質を取れたので、ヨーロッパみたいに家畜を飼い、動物性タンパク質を摂取しなくても良かったと聞いた。それなので、食料がなくなりそうなら大豆を沢山作った方がよさそう。人の食べ物も無くなっているなら、家畜なんか飼育している余裕ないだろうしね。