日本には荒れた竹林が多いが、庭園などでは美しい竹林が存在する。どうやったら美しい竹林になるのか気になったので調べる。
代表的な竹の種類
- マダケ(苦竹・真竹)
- モウソウチク(孟宗竹)
- ハチク(淡竹)
マダケ(苦竹・真竹)
(画像はwikipediaより)
たけのこが美味しくないとのことなので、あえてこの竹を使って竹林を作ろうとする人は少なそう(な印象)。
竹皮の写真はこんな感じで、どこかで見たことありそうな柄。画像元: 国産真竹の竹皮について
モウソウチク(孟宗竹)
直径18cm、高さ22mになる大型種です。
日本の自生種ではなく、江戸時代に中国から導入されたという記録があります。
節には環が1つあり、節間が比較的短く、材質部は厚いです。
材質は、弾力性に欠け、建築や農漁業用資材として利用されていますが、かごなどの編組には向きません。
たけのこは春一番に発生し、春の味覚の王者と言われています。
美味しいたけのこが取りたいときは、孟宗竹がよさそう。たけのこの代名詞とも言われているそうなので、日本で出回っているたけのこの大部分は孟宗竹っぽい。
wikiによると、67年に一度花を咲かせるそう。真竹とは違い、日本中の孟宗竹が同時に花を咲かせるわけではなく、群生している箇所が同時に花を付け、局所的に枯れるそう。
また、放置された竹林が日本の森林を侵食していることも問題になっているそう。
ハチク(淡竹)
直径3~10cm、高さ15m程の大型種です。
耐寒性があるため、比較的寒い地域にも生育しています。
節には環が2つあり、細く割りやすいという材質から、茶筅などの茶道用具に利用されています。
たけのこはおいしいと言われていますが、市場に出回ることは少ないです。
今まで意識して見たことなかったが、言われてみれば「竹」だ!
良い竹林の密度
元気な竹林に整備する場合
- 4千本/ha 程度を目標に伐採する
- 1~6年生の竹が各年齢別に600~700本/ha を目指す
たけのこ畑を作る場合
- 2.5~3千本/haを目標に伐採する
- 3~6年目までに旺盛にタケノコが発生するので、7年目になった竹は伐採する
- ワラや土を入れ、1.8~2m四方に1本程度の親竹を残す
- 多くの人が入ると土あ踏み固められて固くなるので、人が歩く場所は特定しておく
竹林を残す場所からは毎年たけのこ発生させる必要があるので、土が固くなることを避け、クワなどで耕して古い根は除去する作業も行おう。
竹の処分方法
1、同じ長さに切り分け野積み放置する。落とした枝も積上げる。2、切ってすぐ火をつけて竹炭にしてしまう。3、細かく切り分けて少しずつ燃えるゴミで出す。4、トラック等に積み込み、ゴミ処理場に出す。5、チッパーを用意し竹チップや竹パウダーにする。6、竹細工等、竹を利活用するorできる人に譲る。7、害獣対策のバリケードとして積み上げる。