2022年10月15日土曜日

ダーウィンの進化論の矛盾点を調べる

 ダーウィンの進化論は広く受け入れられているが、うまく説明できない事象もあるため、否定的な考えを持つ人も多い。ダーウィン進化論で説明できない矛盾点を調べる。


ダーウィンの進化説には重大な矛盾点がある…?【知らなくても困らない。でも知ってるとちょっと楽しい宇宙の話】 」にまとまっていたので引用。


【1】カンブリア爆発が説明できない

進化は一定速度で物凄くゆーくり(時に数千万年をかけて)進むとされており、カンブリア紀(5億4200万年前から4億8800万年前)に、生物の種類が1万種から30万種へ突然増加している現象、「カンブリア爆発」を説明できない。

このカンブリア爆発によって現存する生物分類における「門」 カテゴリがほぼそろっているらしい。これが一番ダーウィンの進化論から外れる気がする。


【2】コピー・ミスで進化するのか?

突然変異という遺伝子の「コピー・ミス」によって親と違った子供が誕生することになっているが、コピー・ミスを繰り返した結果、優れたものに進化しているのはおかしい。

これは 「優れたものに進化」という考え方が違うので、ダーウィンの進化論的には矛盾とは言えない。ダーウィンの進化論は「結果として生き残った」だけであり、優れたものになることは主張していない。

【3】不利な形質も残っている

必ずしも生存に有利な形質が選択されて、今に残っているわけではない。

自分の推測だが、生きる上では不利だとしても生存に影響しないレベルがあるのだと思う。例えば、大多数の地球の生物にとって太陽の光が重要であるので、しっかり届く赤道付近の方が生存に有利で、太陽の光が弱い極地は不利になる。極地まではいかないにしても寒帯、亜寒帯にも生物はおり、多少不利だからと言って死滅に直結するわけではない。(ちょっとうまく説明できないけどそんな印象。)

【4】中間段階の化石が未発見

魚と両生類、爬虫類と鳥類あるいは哺乳類などの古い種と新しい種とを結ぶ中間段階の化石は実は見つかっていない。

ミッシングリンクといわれるものだが、「未発見」なだけだと思う。Wikipedia 参照。

【5】長期間進化してない生物がいる

「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスやカブトエビをはじめ、何億年以上もの間ほとんど進化していない生物がいるのはおかしい。

これも確かにダーウィンの進化論では説明できない(またはしにくい)。シーラカンスやカブトエビ、カブトガニがその環境における最終形態でいいのか。。!

【6】突然変異の仕組みが説明不足

「突然変異」がなぜ起こるのか謎。突然って何? 偶然?

これは確かにそうなんだけど、電子のトンネル効果とか確率的な物理現象があるから、しばらくしたら、数兆分の1の確率でタンパク質が変異するとか証明されそうな気はする。


上記の6点が良く言われるダーウィンの進化論の矛盾とするなら、自分的には「カンブリア爆発」「進化しない生物」の2点のみが強い矛盾点だなと思う。この2つをぼんやりと考えていこうか。


追記: ダーウィンの進化論では語られていないが次の項目は興味深いテーマなのでメモしておく。

・生命がない場所から、どのような条件で生命が発生するのか

・進化で必要な突然変異はどのように起き、どのように定着するか